世界が注目するニュージーランドワイン
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気さくな世界最優秀ソムリエ。
田崎真也さんのワインセミナーで出会ったワイン。
田崎真也さんのワインセミナーを受けたことがあります。田崎さんといえば世界最優秀ソムリエコンクール日本人初の優勝者。華やかな経歴から「近寄りがたい人かな?」と漠然と思っていましたが、セミナーでお会いした本物の田崎さんは気さくで優しくて、ワインを心から愛している方でした。
そのセミナーで提供されたワインはブラインドで白が3種類。その中の1つが、トロピカルフルーツの香りでグレープフルーツのようにジューシーな私のストライクゾーンの味。「なんだろう?アメリカのシャルドネ?でも香りに青さがあるし酸味もある。うーん…」。
その答えが、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン(SB)だったのです。それまでSBといえば、フランス・ロワールの青い香りと高い酸があるタイプしか飲んだことがなかった私は、そのギャップに驚きました。
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ソーヴィニヨン・ブランのイメージを変えた。
トロピカルフルーツの香り。
南島と北島に分かれているニュージーランド。その南島の北部にある「マールボロー」という産地で、1970年代からSBを使ったワイン造りが始まりました。国際的なワインコンテストへの入賞で認知度が上がり、生産開始から20年で世界的な人気ブランドに成長しました。私がセミナーで飲んだのは2005年頃、ちょうどニュージーランドのSBが日本市場でも話題になり始めた頃です。
日本国内ではブームが去った感がありますが、ニュージーランドSBの世界的なステータスは高まっています。価格は2~3千円と、ニューワールドの白ワインとしては若干高めだけど、あのパッションフルーツの香りは一度お試しいただきたいです!
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ピノ・ノワールも地味に人気です。
ニュージーランドは日本と同じ南北に長い国です。南島の南端にあるセントラル・オタゴ(南半球なので南の方が南極に近い)は、北海道の稚内とだいたい同じ緯度にある寒い街ですが、ここのピノ・ノワールがニューワールドとしては成功しています。ブルゴーニュより渋みが少なくフルーティーですが、私はしっとりとした陰性のニュアンスを感じます。子羊のローストと合わせたいワインです。
ところで、ニュージーランドには醸造家として活躍している楠田浩之さんという日本人がいます。「KUSUDA」のピノ・ノワールにはワイン評論家が軒並み高得点を付け、世界中から注目を集めています。どのショップでも在庫切れの幻のワインです。
話が少しそれますが、私が勤めていたワイン会社の元同僚も、いまニュージーランドでワイン醸造に携わっています。pino-pinoのダンナさんも短期間ですがワイン造りのためにオーストラリアに渡りました。ダンナさんもいつか、自分たちや友達が飲む量をまかなえるくらいの小規模なワイナリーを持ちたいと言っています。
日本を飛び出してまでワインを造りたいという強い気持ち。ワインの魅力に取りつかれると、最終的には自分で造ってみたくなるものなのでしょうか…。