1本数百円から100万円超!値段の違いは?
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我が家のワインエンゲル係数
pino-pino宅は、ダンナさんもソムリエでワイン好きなので、家計に占めるワイン代の割合は、一般家庭よりもずいぶん高いと思います。 私たちの適量は2人でボトル1本前後、ダンナさんと一緒にディナーを取るのは週に2回。週2本が1カ月で8本。1本あたり1,500円~2,000円のワインを買うので、1か月のワイン代は約1万6千円という計算になります。
ワインを飲むことが仕事なのである程度は仕方ないのですが、こうして数字にするとやっぱり相当ワインに支出してますね…。
以前は千円以下の安ワインを買っていたのですが、どうしても満足度が低く、結局、味と価格のバランスが良い2千円前後のワインに落ち着いています。
100万円を超えるワインとは?
世界で一番高いワインは何でしょう?ニュースになっただけでも、第一次世界大戦終戦の年の「ロマネ・コンティ」が日本円換算で約1千万円、アメリカ・カリフォルニアの「スクリーミング・イーグル」が約5,500万円で取引されたそうです。いずれもオークションでの落札価格です。
前者は歴史的背景への付加価値、後者は慈善オークションでのご祝儀的な金額が追加されています(マグロの初競りみたいなものですね)。生産本数が少なくて人気の生産者のワインにも数百万円の値がつきます。ロマネ・コンティ、ペトリュス、アンリ・ジャイエなどを楽天などのネットショッピングで検索すると、びっくりするような価格が並びます。
六つの短篇小説ロマネ・コンティ・一九三五年(文春文
ドメーヌ・セリーヌ・エヴァンスタッド・リザーヴ・ピ
高いワインは美味しいの?
ところで下世話な話ですが、これまで私が飲んだワインの中で一番値段が高いものは、「シャトー・ムートン・ロートシルト」というフランス・ボルドー地方のワインです。ネット価格で約5万円。頂き物でしたが…。
次に高かったのは、シャンパーニュ(シャンパンの正式名称)の「サロン」というワインです。同じくネット価格で約3万円。会社の上司に連れられていったあるパーティで「無料」で飲ませていただきました。
それらのワインについて「美味しかった?」と聞かれたら、答えは「yes!」です。丁寧に栽培したブドウ、熟練した醸造人、ハイレベルの設備を使って手間を惜しまずに造ったワインは、数百円のワインにはない複雑さと重厚さがあります。
サロンブランドブラン[2013]サロン(シャンパン
サロンSALONブランドブランルメニル201375
高級ワインの雰囲気を味わいたいなら
5千円くらいがベスト
でも、数万円のワインと、例えば5千円のワインとの違いを聞かれたら、限りなく素人に近いpino-pinoの味覚では、判別できるか自信がありません。
自称食通の芸能人が超高級ワインと普通のワインをブラインドで見分けられるか?というテレビ番組がありますが、あの番組で登場する「普通のワイン」の価格が3千円~5千円なのです。これは素人には難問です。
超高級ワインは酸っぱかったり渋かったりして、ワイン初心者は飲みにくいと感じることが多く、逆に5千円前後のワインは、大衆向け高級ラインナップとして各社が競う価格帯なので、多くの人が美味しいと思う味になります。個人的にも、高級感を味わうには5千円前後のワインが一番コストパフォーマンスに優れていると思います。
ところで先ほどの質問ですが、「『自分のお財布』で買ったワインで一番高いもの」になると、最高1万円と急に額が低くなってしまいます(笑)。私は大富豪と再婚でもしない限り、高級ワインをポンポン開けるような生活はできないでしょうが、数百円のワインでも、天気の良い日に公園で友達とワイワイ楽しむ分には、十分美味しい。値段も重要ですが、誰と・どんなシチュエーションで飲むかは、もっと重要です!