ワインの資格取得＆ノウハウ
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ソムリエ・ワインアバイザー・ワインエキスパート。なにが違うの？
レストランでサービスをする人が胸にブドウの形をしたバッジをつけているのを見たことがありませんか？あれはソムリエ試験に合格した人がもらえるバッジです。よく見るとおもちゃみたいなバッジなのですが、蝶ネクタイに白いシャツ黒ベストの制服に付けていると、勲章みたいでカッコいいですよね。pino-pinoも持っていますが、いまでは子供のオモチャになっています（笑）。
ワインに関する資格は、「ソムリエ」「ワインアドバイザー」「ワインエキスパート」の3種類あります。3種類は上下関係というよりは並列の関係にあり、試験内容はほぼ同じで受験資格が異なります。
ソムリエは飲食サービス業を通算5年以上経験し現在も従事していること、アドバイザーは酒類製造・販売・流通業などの業務経験を通算2年以上経験し現在も従事していること、エキスパートは20歳以上であれば誰でも受験できです。
ちなみに、受験条件に但し書きで、客室乗務員はソムリエ試験を受験できると書いてあります。毎年東京の受験会場では、華やかな雰囲気の美しい女性の一団が目を引きますが、それがCAさん達です。
合格率は約4割。受験勉強並みの暗記が必要です。
ワインを通じて友達ができると資格の有無が話題になったりします。資格を持っていると友達に自慢できそう…、ワインが好きだから体系立てて勉強してみたい…。ワインに関わる仕事をしていなくても、資格があるなら取ってみようかなあ、と思う人もいますよね。
呼称資格（ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパートのこと）を得るには、日本ソムリエ協会（JSA）が主催する呼称資格認定試験に合格しなければなりません。第一次試験の筆記が8月、二次試験のティスティングが9月にあります。筆記は毎年少しずつ出題方式が変わりますが、教本という分厚い教科書からまんべんなく出題されます。合格ラインは発表されてないので口コミ情報ですが、全100問で正答率7割以上といわれています。
二次試験のティスティングはマークシートで、香りや味のコメントと、産地・品種・銘柄などを当てる問題が出題されます。ティスティングのほかにソムリエはサービス実技、アドバイザーは口頭試問が試験に追加されます。6割（ソムリエはもう少し高い）が合否のボーダーラインといわれます。
2013年の合格率はソムリエが44.5％、アドバイザーが26.7％、エキスパートが35.5％、平均すると約36%です。問題自体は難しくありませんが、フランス語や英語の銘柄名など覚えることが膨大なので、ひやかし受験では合格できません。 pino-pinoの経験をお話しすると、一次試験のために１年弱かけて勉強しました。産休中に受験勉強したので時間に余裕がありましたが、仕事や育児などと掛け持ちとなると、勉強に割くことができる時間は限られてしまいます。ダンナさんや友達ソムリエたちは、約3カ月間徹夜で勉強しギリギリ合格という人が多かったようです。
ちなみにご参考まで、合格率が4割弱の試験には国内旅行業務取扱管理者や管理栄養士があります。ご興味を持ちましたか？それともちょっと無理…と思ってしまいました？？
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資格を持っていることで役に立つことはありますか？
酒類関係の会社にお勤めの方は、資格を取ることが仕事のステップアップにつながりますが、それ以外の普通のワイン愛好家の方にとって資格を取るメリットはあるのでしょうか？私の印象ですが…試験対策への労力を考えると、相当のワイン好きでなければ元が取れない気がします。だって日常生活ではあまり役に経たない資格だから（笑）。
ワイン愛好家向け資格の（はずだった）ワインエキスパートのハードルが高すぎたからか、JSAは2012年から「ワイン検定」をスタートしました。ワインの基礎知識やワインの選び方などの（ちょうどこのコラムのような内容ですね）楽しい試験です。選択式50問の筆記試験だけでティスティングはありません。
ワインスクールに通ってお勉強するのも楽しいですよ。入門者向けプチ講座やチーズとのマリアージュコースなど多彩なプログラムが用意されています。ワインつながりで友達の輪も広がります！
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