多様性が魅力、フランスのワイン
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夢はワイナリー巡りで世界一周！
pino-pinoの夢の一つに、世界のワイナリー巡りがあります。フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、ギリシャ、スイス、オーストリア、アメリカ、ニュージーランド、チリ、そしてオーストラリアにもまた行きたい！
時間とお金が許す限り世界のワイン産地を訪れて、畑とブドウを見て、醸造所を見学して、生産者の話を聞いて試飲して、最後は地元のレストランでワインとその土地の美味しいものを食べて、世界中のWineLoverと交流したいです。お金はかかるけど、ちょっとずつ叶えたいな…。
多様性がフランスワインの魅力。
世界ワイナリー巡りで最初に訪れたい国は、やっぱりワイン王国のフランスですね。お金の準備はまだですが、理想の旅ルートはすでに決めています（笑）。
五角形を縮めたような形のフランスの地図を思い浮かべていただいて、フランスの南西、地中海に面した「プロヴァンス」から旅はスタートします。プロヴァンスに流れこむローヌ川沿いに北上して「コート・デュ・ローヌ」を通り、「ブルゴーニュ」に行きます。ブルゴーニュから北東へドイツ国境の「アルザス」へ足をのばし、そこからやや北西の「シャンパーニュ」へ移動します。シャンパーニュからパリまではTGVで1時間弱。パリで少し休んだら、パリの南西にある古城で有名な観光地の「ロワール」へ。最後は「ボルドー」で旅は終わります。
ところで、このルートのカギカッコ内の都市名が、フランスのワイン法（AOC法）上の主な原産地（地域）になります。行政上の県名とは名称が異なりますが、ワインのラベルではこのように表示されます。
フランスは国土が東西南北に広く、気候も地形も土地ごとの個性があります。必然的にいろいろな味のワインが産出されます。赤ワインも白ワインもロゼもある。高級ブドウ品種も土着品種もあるし、何百万円もする格付けワインから1本数ユーロのテーブルワインまで、バラエティ豊かです。
TPOやお料理に合わせていかようにもワインをコーディネートできるのが、フランスワインのおもしろさだと私は思います。
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軽く聞き流してOKです。
ワインの品質を管理するAOC法の話。
ちょっと難しい話になるのですが、フランスワインとワイン法（AOC法）は切り離せない関係にあるので、少し触れておきたいと思います。
以前、1855年パリ万博のときに民間団体がボルドーワインをランキングしたとお話ししましたが、その後1935年に、今度はフランス政府が「原産地統制名称法（Appellation d'Origine Controlee・アペラシオン＝名称、ドリジーヌ＝原産地、コントレー＝統制）」という舌をかみそうな名前の法律を制定しました。略してAOC法、日本では簡単にワイン法とも呼びます。
地域ごとの伝統的なワイン造りの個性を守るために、原産地（＝産地）の範囲を定め、ワインに使用できるブドウ品種や醸造方法などを原産地ごとに細かく規定したものです。原産地の範囲が、地域（例・ブルゴーニュ）＞村（シャブリ）＞畑（レ・クロ）と狭くなるほど決まりも細かくなります。小さい単位のAOCの方がワインの素性がはっきりしているので、一般的に品質が高いと考えられます。
ソムリエ試験を受けない人は、この辺はさらっと聞き流していいところですが、今度ワインショップで、例えば、シャブリのラベルを見てください。「Appellation Chablis Controlee」と書いてあるはずです。このラベルを通じて、ワインは、「ボクはシャブリ産のワインです！」と自己紹介しているのです。フランスが発行するワインの品質保証書ともいえます。
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